三井不動産を代表企業とする事業者グループは、横浜市旧市庁舎跡地で進めてきた大規模複合施設「BASEGATE横浜関内」を2026年3月19日に開業する。街区には商業施設、オフィス、エンターテインメント機能に加え、複数の小割レストランなど飲食ゾーンを整備し、日常利用と観光双方に対応する都市拠点を形成する。旧庁舎の保存活用を軸に、新旧融合の街区として再生する。
街区の中核を担うのが、旧横浜市庁舎行政棟を活用した都市観光ホテル「OMO7横浜 by 星野リゾート」(OMO7横浜)。1959年竣工の庁舎建築を改修した施設で、歴史的意匠を継承した「レガシーホテル」として再生する。
ホテルは地上8階建て、全276室。都市観光ホテルブランド「OMO」の上位カテゴリー「OMO7」として展開し、フルサービス型の宿泊施設となる。客室は20~70平方メートル台の複数タイプを用意し、旧市庁舎の素材や色彩から着想を得たデザインを取り入れるなど、建築の記憶を宿泊体験に反映させる。
共用部では旧庁舎の意匠を再解釈した空間演出を行い、建築の歴史や横浜の都市文化を紹介する展示も配置する。行政施設としての役割を終えた建物を都市観光拠点へ転換する点が特徴となる。
屋上にはルーフトップ空間を設け、横浜港方面の眺望を生かした滞在体験を提供する。都市観光ホテルとして、街歩きと滞在体験を組み合わせた新たな宿泊拠点を目指す。
三井不動産は、歴史的建築の保存活用と新機能の導入を両立させることで、関内駅前エリアのにぎわい創出と都市再生を図るとしている。