ウィーン市観光局は2月18日、2026年の観光ハイライトを発表した。劇場、建築、美術の3分野を柱に、都市の文化遺産を体感できる観光を提供する。(写真はクリムトの天井画)
舞台芸術分野では、創設250周年を迎えるブルク劇場で記念企画を実施する。改修工事期間を活用した特別ガイドツアーでは、グスタフ・クリムトの天井画を足場から間近に鑑賞できるほか、関連作品や劇場の歴史も紹介する。ツアーは少人数制で、日本語ガイドにも対応する。
建築分野では、ウィーン13区にある近代建築の名作「ヴィラ・ベーア」が長期修復を経て2026年春に初めて一般公開される。建築家ヨーゼフ・フランクらが設計した住宅建築で、公開後はガイドツアーや宿泊体験なども検討されている。
美術分野では、アルベルティーナ美術館が世界有数のグラフィック・コレクションを紹介する。アルブレヒト・デューラーの代表作「野うさぎ」をはじめ、100万点以上の版画や約6万点のデッサンを所蔵するほか、印象派から現代美術まで幅広い作品を展示する。
同館は旧ハプスブルク家宮殿の一部に位置し、歴史的建築空間の中で芸術を鑑賞できる点も特徴。ウィーン市観光局は、これらの文化資源を通じて都市の歴史と現代の魅力を結び付け、滞在価値を高める。