春の足音が聞こえる季節になりました。掲句は、みなとみらいのビル群を吹き抜け、海へと向かう柔らかな風を詠みました。今回の写真は、かつて明治村で収めた桜と、現代の横浜を重ねた一枚です。二つの異なる時間と場所を馴染ませるプロセスに、今回初めてAI(ナノバナナ)を活用しました。私は無から画像を生成することには抵抗がありますが、従来の手作業をAIが代替し、表現を補完することには賛成です。自ら撮影した「写真」を礎に、AIという新たな筆で表現の幅を広げていく。この実験的な試みが、写真俳句の新たな地平を切り拓くのではないかと思っています。これからも折に触れ、このAIとも向き合っていくつもりです。