広島県呉市の海事歴史科学館「大和ミュージアム」は4月23日、展示内容を刷新しリニューアルオープンする。2024年から大規模改修のため休館していた。
同館は2005年の開館以来、戦艦「大和」を中心に日本の近代造船技術や海事史を紹介してきた。累計来館者数は2023年12月に1600万人に達している。
来館者数は、コロナ禍の影響を受けた2021年度が25万1164人、回復が進んだ2022年度は56万0796人となっている。
今回のリニューアルでは、展示の刷新と体験性の向上を図る。最大の見どころである10分の1スケールの戦艦「大和」模型を核に、映像やデジタル技術を活用した展示演出を強化。新たに没入型の映像シアターを導入し、造船技術や戦時の歴史を立体的に伝える。
また、子どもにも理解しやすい体験型展示や、多言語解説の拡充を進め、訪日客を含む幅広い来館者に対応する。展示導線も見直し、呉の造船の歴史や地域との関わりが分かりやすくなるよう再構成する。
改修は開館から約20年が経過し、設備の老朽化や展示内容の更新が課題となっていたことを受けたもの。観光需要の回復やインバウンドの増加を見据え、施設の魅力向上を図る。
入館料はリニューアルに合わせて改定し、市外来館者は一般1000円、高校生300円、小中学生200円。呉市民は一般500円で、高校生以下は無料とする。休館日は原則火曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始。