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鉄道係員への暴力、2025年度は168件、コロナ後5年連続増

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日本民営鉄道協会は5月21日、大手民鉄16社で2025年度(2025年4月~2026年3月)に発生した駅係員や乗務員に対する暴力行為の件数を公表した。それによると発生件数は168件で、前年度から29件増加した。

コロナ禍で利用者が減少した2020年度には104件まで落ち込んだが、その後は5年連続で増加しており、2025年度はコロナ禍前の2019年度(182件)に近い水準となった。

2025年度の内訳は上期102件、下期66件。協会によると、理由なく突然暴力を振るうケースや、酩酊した利用者への対応中に発生するケースが多かった。時間帯では22時以降の深夜帯に集中し、加害者の年齢は幅広く分布している。特に金曜日の発生が多く、飲酒が関係している可能性が高いとしている。

曜日別では金曜日と日曜日がそれぞれ29件で最多となり、次いで火曜日27件、土曜日26件だった。時間帯別では深夜帯が59件で最も多く、日中45件、夜41件、朝23件と続いた。

発生場所はホームが66件で全体の39%を占め、改札58件、車内26件が続いた。契機別では「理由なく突然に」が52件で最多となり、「酩酊者に近づいて」43件、「迷惑行為を注意して」34件だった。

加害者は「飲酒あり」が92件で全体の55%を占めた。年代別では60代以上が34件で最も多く、20代以下31件、30代30件、40代27件、50代25件だった。

具体例では、酩酊した利用者同士のけんかを仲裁しようとした駅係員が負傷した事例や、車内で寝込んだ酩酊客を起こした際に暴行を受けた事例などが報告された。

協会は「犯罪である暴力行為を抑止し、安全で快適な鉄道を維持するため、引き続き啓発ポスターの掲出など各種取り組みを実施していく」としている。

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