アトランタ、2026年4月17日 /PRNewswire/ -- eコマース物流および物流テクノロジーのグローバルプロバイダーである Cainiao は本日、同社初の自社開発となるラッククライミング式倉庫ロボット「ZeeBot」を発表しました。
ZeeBotを導入した最初の倉庫プロジェクトはすでに納入されており、現在は中国・広東省にて稼働しています。現場での運用結果によると、本ソリューションの導入により、保管および出庫の生産性は最大100%向上しています。また、ZeeBotはわずか10秒で5段ラックの高さまで昇降することが可能です。
今回の発表は、Cainiaoにおけるコア物流技術の内製化の大きな節目であり、従来の部分最適型の自動化から、AIを活用したエンドツーエンドのインテリジェントオペレーションへの進化を象徴するものです。
ZeeBotは倉庫環境向けに専用設計されており、従来の自動化設備が抱える課題——すなわち、水平搬送と垂直保管が別システムで処理されることによる非効率——を解消します。本ロボットはこれらの機能を1台に統合し、狭い通路を高速移動しながらラックを昇降し、トートの入出庫作業を行います。さらに、フリートスケジューリングによって全体の動きを最適化し、保管密度の向上と作業フローの効率化を実現します。
Cainiao副総裁兼物流技術事業部総経理のBi Jianghua 氏は次のように述べています。
「物流のワークフローは複雑で長いプロセスから成り立っています。従来の自動化は個別工程の効率化にとどまり、全体最適には課題が残っていました。ZeeBotは複数の工程をつなぐことで、AIによるマルチロボット協調の新たな段階への移行を支援します。」
ZeeBotを導入した倉庫では、ロボットが最大秒速4メートルで移動し、10秒で5段分のラックに到達可能です。また、保管密度の向上により、スペース利用率は最大40%改善されます。さらに、モジュール設計により迅速な導入と柔軟な拡張が可能であり、物量の変動にも対応できます。
現在、ZeeBotはすでに商用販売が開始されており、中国・東莞市の越境物流倉庫では100台以上が稼働中です。世界有数の越境ECプラットフォームの物流を支えています。
Cainiaoは世界最大級のeコマース物流プロバイダーとして、グローバルネットワークを活用し、実運用環境での技術検証と改善を継続しています。今後は中国での実績を基に、欧州および北米の倉庫への展開を進め、より多くの顧客への提供を目指します。