アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)は4月29日、サファリワールドを巡る人気アトラクション「ケニア号」において、ガイドスタッフが同乗しリアルタイムで動物の行動を解説する新ツアー「LIVE!サファリ」を開始する。ゴールデンウィークにあわせた新コンテンツとして、従来のサファリ体験を進化させる。
同施設のサファリワールドは、広大な敷地で草食動物から肉食動物まで多様な動物を観察できることから人気を集めている。今回導入される「LIVE!サファリ」は、その体験に“リアルタイム性”と“没入感”を加える新たな取り組みだ。
“今この瞬間”を伝える生解説
新ツアーの最大の特徴は、アニマルエデュテイナー(ガイドスタッフ)が全車両に同乗し、その場で起きている動物の行動を実況・解説する点にある。
動物は日々、時間帯や環境によって異なる行動を見せるため、同じシーンは二度とない。妊娠中の個体の様子や群れの関係性、一見何気ない動きの意味など、日々観察を続けるスタッフだからこそ伝えられる“生きた情報”が提供される。録音音声では得られない、その瞬間ごとのストーリーを共有できる点が特徴で、「一期一会」の体験価値を打ち出す。
ツアーごとに変わる体験価値
「LIVE!サファリ」では、動物の動きに合わせて解説内容が変化するため、乗車するたびに異なる発見がある。ガイドとの対話や驚きの共有も含め、単なる観察にとどまらない体験型コンテンツとして、リピーター需要の創出も狙う。
概要
運行期間は4月29日から5月31日まで(休園日を除く)。料金は1列(5人掛け)3,000円で、最大5人で利用した場合は1人あたり600円となる。運行本数は期間によって異なり、ゴールデンウィーク期間中は1日最大8便を予定。予約は4月18日正午から専用サイトで受け付ける。乗車特典として、動物の魅力を伝えるトレーディングカード「どうぶつ“発見”カード」5枚セットが配布される。
録音ガイドから“体験型”へ進化
なお、これまで提供していた立体音響による音声ガイドツアー「ディスカバリーケニア号」は4月28日で終了し、今後は生解説を中心とした体験へと移行する。一方で、無料の通常ケニア号(録音ガイド)は引き続き運行され、来園者のニーズに応じた選択が可能となる。
観光コンテンツは“ライブ化”へ
観光体験において、リアルタイム性や個別性を重視する流れが強まる中、「LIVE!サファリ」はその潮流を象徴する取り組みといえる。“その瞬間にしか出会えない体験”を提供することで、動物園・サファリの楽しみ方は「見る」から「体験する」へと進化している。
アドベンチャーワールドは、ガイドの価値を前面に打ち出した新ツアーを通じて、来園者の満足度向上と新たな集客の創出を図る。