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ようこそ写真俳句の世界へ㉕ ジュラ期から掘られてここに桜貝

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幼い日の知多の海で拾った一枚の桜貝。掌にのせると、その軽さの奥に、波に揺られた時間の重みがひそんでいるように感じられた。個としての命は短くとも、そのかたちは遥かな太古から受け継がれてきたものだという。日本の四季を生き、俳句を詠むようになってからは、こうした小さなものの中に、過ぎゆく時間と続いていく時間の両方を見るようになった。写真俳句では、あえて主題そのものを見せず、似た景に託すことが多い。その方が読み手の記憶の隙間に入って行きやすいような気がしている。

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