西オーストラリア州の州都パースで、ワイルドフラワーの開花シーズンを迎えた。市内のキングスパークでは10月4日まで、恒例の花の祭典「エバーラスティング・キングスパーク・フェスティバル」を開いている。
ガイドツアーやワークショップに加え、今年は植物と音楽、ドローンを組み合わせた夜のイベントも初めて実施する。
西オーストラリア州には約1万2000種のワイルドフラワーが自生し、その約8割が現地でしか見られない固有種とされる。広大な州内では気候や地形が異なるため、花の時期も地域によって違う。
7月に北部のキンバリーから始まった開花前線は徐々に南下し、9月にパースへ到達、12月中旬まで約6カ月にわたって各地で花を見ることができる。
パースを代表する花の名所が、街を一望する世界最大級の都市型公園、キングスパーク。園内のボタニックガーデンには、西オーストラリア州各地から集めた約3000種の植物が植えられている。フェスティバル期間中は、パースに滞在しながら州内各地の多彩な植物に触れられる。
今年の目玉は、10月2~4日の3夜限定で初めて行う「ムータビニー(Moortabiny)」。ボタニックガーデンの開園60周年を記念したイベントで、植物の研究データを音楽に変換したオリジナルのサウンドスケープや、アボリジナルにルーツを持つ受賞作家キム・スコット氏によるストーリーテリングなどを組み合わせる。キングスパークで初となるドローンショーも行い、夜空に光の演出を繰り広げる。
「ムータビニー」は先住民アボリジナルの言葉で「家族になる」の意味。自然や文化、人々のつながりをテーマにする。会場は園内のパイオニア・ウィメンズ・メモリアルで、午後7時~8時30分。料金は大人36豪ドル、子ども25豪ドルなど。