ANAウイングスが運航する那覇発佐賀行きANA1502便が9月23日夜、飛行中に右エンジンに不具合が発生し、同エンジンを停止して那覇空港に引き返した。着陸後、誘導路上で非常脱出スライドを使用して乗客・乗員が機外に脱出した。国土交通省は同事案を航空重大インシデントに認定し、運輸安全委員会が調査を開始した。
国土交通省航空局によると、同便はANAウイングスが運航する国内チャーター便で、ボーイング737-800型機(登録記号JA86AN)を使用。乗員6人、乗客152人の計158人が搭乗し、23日午後9時8分に那覇空港を離陸した。
飛行中に右側の第2エンジンに不具合が発生したためエンジンを停止し、緊急事態を宣言して那覇空港へ引き返した。午後10時5分に同空港A滑走路へ着陸した後、滑走路付近の誘導路上で停止し、非常脱出スライドを使って搭乗者を脱出させた。
ANAは、同便が午後9時19分ごろ、那覇空港周辺を飛行中に片方のエンジンに不具合が発生したため、航空管制上の優先権を要請して引き返したと発表。乗客・乗員全員が緊急脱出用スライドで機外に退出したとしている。同社によると、国交省は午後10時45分に重大インシデントと認定した。
複数の報道によると、ANAは右エンジンのオイル温度上昇と機体の振動を確認したとしている。緊急脱出の際には乗客3人が膝に擦り傷などを負ったという。原因については現在確認中としている。
今回の事案は、航空法施行規則で定める「非常脱出スライドを使用して非常脱出を行った事態」に該当することから、重大インシデントとされた。運輸安全委員会は24日、航空事故調査官2人を担当調査官に指名し、原因調査に着手した。
情報提供 トラベルビジョン(https://www.travelvision.jp/)