河口湖美術館(山梨県富士河口湖町)は10月4日まで、開館35周年企画「富士山百景―版画家たちがとらえた色、光、かたち―」を開いている。葛飾北斎や歌川広重から現代作家まで、富士山を描いた版画100点を一堂に展示している。
同館は開館以来、富士山を題材とした作品を収集、紹介してきた。今回は江戸時代の浮世絵45点と、新版画・現代版画55点を展示。時代や技法によって異なる富士山の表現をたどる。
見どころの一つが、葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」の「相州七里浜」と「武陽佃島」。遠景の富士山と手前の風景を組み合わせた構図や、藍色の濃淡による表現を見ることができる。
このほか、歌川広重をはじめ、吉田博、川瀬巴水、萩原英雄、河内成幸らの作品を展示。江戸の浮世絵から近現代まで、版画家がそれぞれの「色、光、かたち」で捉えた富士山を見比べられる。
入館料は一般・大学生800円、中高生500円、小学生以下無料。富士河口湖町民は無料。