長崎県は、県内の水産物を観光誘客につなげる「推し魚プロジェクト」の第3号に平戸市のシイラ、第4号に対馬市のアナゴを選んだ。地域の飲食店やホテルなどで提供し、魚を食べること自体を旅の目的にする「食体験を目的とした誘客」を目指す。
平戸市のシイラと対馬市のアナゴは、ともに全国有数の水揚げ量を誇り、鮮度や品質も高く評価されている。地域の歴史や食文化との結びつきも深いことから「推し魚」に選定した。
「推し魚プロジェクト」は、水産物の産地消費を増やし、地域活性化につなげる長崎県の取り組み。県によると、長崎県は水揚げ量が北海道に次ぐ全国2位で、西日本では65年以上連続1位。水揚げされる魚種も約350種類に上る。
「推し魚」は、地域の飲食店やホテルなどで安定して提供でき、その土地ならではの食の魅力を伝えられる水産物を選ぶ。これまで第1号に新上五島町の養殖クロマグロ、第2号に松浦市のマアジを認定している。
平戸市のシイラは10月20日に長崎市の長崎サンプリエールでお披露目会を行い、県と市が連携協定を結ぶ。シイラを使った地元料理も紹介する。対馬市のアナゴは11月5日に同様のお披露目会と協定締結式を予定している。
県は今後、平戸市、対馬市と連携してプロモーションを展開し、地域で魚を食べることを目的とした旅行需要の創出につなげる。