福井県鯖江市のアイウェアメーカー・シャルマンは、創業70周年を記念した「CHARMANT 70th Anniversary Event」を10月7日、東京・銀座の直営店「ラインアート シャルマン 銀座並木通り」で開催した。俳優の井浦新、中条あやみ、アーティストの佐々木香菜子が登壇し、鯖江でのものづくりやメガネへのこだわり、自身の原点などについて語った。会場では、佐々木氏とのコラボレーションモデルも発表した。
創業70周年、「人を想うメガネ」を次の時代へ
シャルマンは1956年、福井県鯖江市でメガネフレームの部品製造から事業をスタートし、2026年に創業70周年を迎えた。
堀川耕地社長は、デザインや素材、製造方法が変化する中でも、「『かける人のことを想う』気持ち」は変えずにきたと説明。頭部の形状を20年以上研究し、東北大学と8年をかけて素材開発を進めるなど、掛け心地を数値化しながら製品づくりを続けてきたと振り返った。100周年に向けては、「この70周年を起点として、人を想うメガネを進化させていきたい」と語った。
佐々木香菜子氏と10モデルを共同開発
創業70周年を記念し、主力ブランド「ラインアート シャルマン」と佐々木氏によるコラボレーションも実現した。テーマは「UNITE」。佐々木氏は、「ひとつの線がいろいろな線と出会い、そしてひとつの色がいろいろな色と出会う」と説明し、メガネを掛けることで「その方の人生が広がり、豊かなものになっていく」イメージを重ねたという。
商品は、佐々木氏がカラーを監修したメガネフレーム6モデルと、鯖江の本社工場でフレームに直接手作業でペイントを施したサングラス4モデルの計10モデルを展開。限定モデルにはシリアルナンバーを付け、専用ギフトボックスとケースも用意する。
井浦新「役作りは心の内側に大きな器を作るイメージ」
トークショーでは、「アートを、掛ける。」をテーマに、ものづくりや仕事への向き合い方について意見を交わした。
井浦氏は、工業製品と芸術を組み合わせる今回の取り組みについて、佐々木氏の表現と、それを量産できるシャルマンの技術力の双方があって成立するものだと話した。役者としての心構えについては、「自分の心の内側に大きな器を作っているようなイメージ」と説明。役をその器に落とし込みながら、「『人間ってなんだろう?』という探求心を常に大事に持ち続け」ていると語った。
中条氏は、モデルと俳優では現場ごとに求められるものが異なることから、「臨機応変に対応していく柔軟性を持っていたい」とコメント。撮影では、色や角度によるメガネの見え方まで意識し、商品の魅力が最も引き立つ表現を考えていると話した。 【イベントレポート】井浦新、中条あやみ登壇「CHARMANT …
鯖江の工場で職人技を体感
井浦氏と中条氏、佐々木氏はそれぞれ、シャルマンの鯖江本社も訪れている。井浦氏は、素材開発から手掛ける同社のものづくりについて、「現地で日々働かれている職人の皆さんの姿勢や、言葉でうかがった技術開発、プライドが、強烈に突き刺さりました」と振り返った。中条氏は、工場内で医療用の「マイクロ剪刀」を製造していることに驚いたとし、「それくらい緻密さと安全性と信頼がこの工場にあるのだと驚きました」と話した。
メガネについて井浦氏は、「息をするようにメガネをかける。僕にとってメガネとはそういう存在」と表現。一方、中条氏は「私にとってメガネとは、無意識のなかの贅沢」とし、日常に寄り添うものだからこそ、掛け心地や耐久性の良いものを選ぶ安心感があると語った。
銀座で11月8日までポップアップ
ラインアート シャルマン 銀座並木通りでは、11月8日までポップアップイベントを開催する。佐々木氏のオリジナルアートやコラボレーション商品の特別展示を行うほか、ノベルティやカプセルトイを用意するキャンペーンも展開する。
井浦氏と中条氏による新ビジュアルとイメージムービーも公開。佐々木氏の描き下ろしアートを背景に、コラボレーションモデルを着用した2人の姿を発信している。