石川県小松市は11月16日、首都圏のメディア向けに「小松市プレスミーティングin TOKYO」を東京・日本橋の「ゴディバカフェ日本橋」で開いた。小松市からは宮橋勝栄市長らが参加し、ベルギーに本社を持つチョコレートメーカーであるゴディバと連携した新商品を発表するなど、新幹線開業で盛り上がる小松市のトレンドを紹介。新幹線開業を契機に誘客を図り、関係人口や定住人口の拡大を目指す。宮橋市長は「新幹線の開業は小松市にとって大きなチャンスであり、成長、飛躍の機会だ。日本海側は『裏日本』と呼ばれるが、裏には本物感の意味がある。新しい裏日本を小松から発信する」と話した。
小松市は、2023年8月末に北陸新幹線の福井・敦賀延伸の開業日と運行計画が発表された後、9月には小松駅の観光交流センター「Komatsu 九(ナイン)」を開業している。
同ミーティングでは、宮橋市長が来年にベルギーのビルボールド市との姉妹都市提携が50周年を迎えることを紹介。ゴディバや、市内の旅館や料理店などの女将らでつくる「こまつ女将の会『小珠の和』」などが協力しながら、小松市への誘客活動を加速する。小珠の和の梶あい子代表は「取り組みは、小松の料亭文化の発信にもつながる」と話した。
このほか、花のまちづくりイベント小松大会についてや、「訪れてよし・住んでよし」である町を目指した移住促進・子育て支援施設などの施設や制度の紹介、北陸新幹線開業・小松駅開業に向けた小松市の取り組みの紹介などを行った。
宮橋市長「子育てするならダントツ小松」
宮橋市長は、小松市が出生率が高いことをPR。移住定住策を進める中で、認知度向上や子育て支援、教育内容の充実化を併せて進めていく。「『子育てするならダントツ小松』というワードを打ち出しながら取り組みを進めていきたい」と語った。