新潟県佐渡市の小林大五観光政策監兼観光振興課長は、2024年での「佐渡島の金山」の世界遺産登録に向けて、「悲願を達成するには、私はもちろん、島民全員の力が必要だ。世界遺産登録は島民と一緒に分かち合うとともに、世界に誇れる佐渡にしたい」と発言した。
佐渡では、27年前から世界遺産登録への取り組みを開始。現在も国、県、市、地元の企業、島民が一体となりながら、登録に向けた活動をしている。2023年12月16日には、佐渡市内で世界遺産登録に向けた島民団結シンポジウム「佐渡島の世界戦略! 日本の佐渡から世界の佐渡へ!」も開催している。
小林課長は参加した同シンポジウムで登録後の在り方について言及。「世界遺産登録はゴールではない。歴史ある風景が残る小木地区をはじめ、佐渡全体には魅力的な場所が多い。観光資源を磨き上げながら、何度でも訪れている佐渡を継続して発信していきたい」と島民を含めた国内の観光関係者に呼び掛けている。