新サービス「リトリート」とは
2000年の創業以来、多くのお客様を全国の温泉地・宿泊施設にお送りすることで稼働率を上げ、にぎわいを創出してきた「ゆこゆこ」。このたび、企業合宿のマッチングサービス「リトリート」が新たにオープンしました。
当社ならではの送客のノウハウを生かし、平日稼働率向上を目指す宿泊施設と、経営合宿やオフサイトミーティングなど社員が一堂に会する場を必要とする企業をマッチングします。企業合宿という形で新たなにぎわいを創りながら宿泊施設の課題解決を目指します。
「リトリート」誕生のきっかけ
コロナ禍を経て、各地に客足が戻りつつある今、各宿泊施設での人手不足が浮き彫りになってきたということを昨年の記事に書かせていただきました。こうして誕生したのが“お試し移住”サービスである「ゆくゆく」でした。
加えて、宿泊施設によってはいわゆる宿の“営業マン”が不足しているという事実も明らかになりました。当社が2024年2月に「企業合宿の受け入れに関するアンケート」を実施したところ、60施設中約8割が「企業合宿を受け入れたい」と回答しました。しかし、10施設からは「受け入れたいが人手不足で対応ができない」との声が上がりました。
そこで、宿泊施設の担当者様の代わりに、交通の手配、会議に必要な設備の取り寄せ、旅程表の作成、必要に応じて助成金の申請まで、すべて無料(※)でサポートする新サービス「リトリート」が誕生しました。
※ご送客の手数料を除く
サービスの流れ
ステップ1:集客 宿泊施設の担当者様の代わりに、合宿で利用される企業を募ります。
合宿利用を希望する企業は、さまざまな広告を使って集客します。リピート利用につながりやすい外資系企業やベンチャー企業を中心にご紹介します。
特に4、5月は、新人研修や四半期が締まったあとのキックオフ、イヤーエンドパーティーなどのお問合せを多くいただいています。全国のメンバーを集めての懇親会といった需要もあるようです。
ステップ2:交渉 部屋割りや食事条件、交通手段の手配、会議に必要な設備や研修講師の調整まで行います。
部屋割(社長だけ一人部屋など)、2泊のうち1泊で帰る人、●●県のメンバーだけ先に帰る…など、企業合宿の準備には手間と時間がかかります。これらの作業を「リトリート」にまるっとお任せいただけます。
お弁当などの食事の手配はもちろん、アレルギー対応も可能です。
ステップ3:実施 実施当日から終了まで、きめ細やかなサポートを行います。
合宿実施中、サウナやミーティングブースの設置サポートも可能です(条件あり)。現地の追加料金分も合算し、確定総額で請求を行います。
事前に合宿開催の背景を伺い、研修内容の企画もお任せいただけます。宿の環境・設備に合わせた備品(Wi-Fi、プロジェクターなど)、レンタルの手配もいたします。
ステップ4:アフターフォロー 宿泊施設のリピート利用につなげるための施策も提案いたします。
合宿利用企業へ手書きによる御礼メッセージの送付や、宿泊予約サービス「ゆこゆこ」で使えるクーポン発行も行い、宿泊施設へのリピート利用を促進します。
参加いただいた企業からのお声
トライアルで合宿参加いただいた企業からは「施設の提案から会議スペースのスケジュール調整、部屋割りや食事まで、すべてまとめて手配していただけたので、私たちは「現地にいくだけ」で済みました。非日常的な空間での充実した会議のあと、夜は星を眺めながら焚き火を囲み、思い出に残る合宿となりました。」といったお声もいただきました。
当社は、今後も宿泊予約サービスで培ったノウハウを生かし、地域のさまざまなにぎわい創出に貢献します。「リトリート」にとどまらず、宿泊施設や遊休スペースを有効活用する取り組みにも挑戦していきます。
寄稿者 高野亜理沙(たかの・ありさ)ゆこゆこホールディングス㈱広報/温泉ソムリエ