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「上がり湯」する人は何%? 2024年度「細かすぎる温泉の実態調査」第1弾の結果を公開!

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温泉が恋しくなる季節がやってきました!

昨年に引き続き!今年も「細かすぎる温泉の実態調査」を実施。

 10月に入り、徐々に秋らしく感じる日も増えてきました。東京でも朝晩は涼しく感じます。年々、夏が延び秋が短くなっているような気がしますが、気候もちょうどよく食べ物もおいしい秋が私は大好きです。

 温泉宿のお電話予約サービス「ゆこゆこ」では、秋から冬にかけてのまさに今のシーズンが、一年でもっともご予約が増えます。肌寒くなってくると体の芯まで温めてくれる温泉が恋しくなりますよね。

 弊社ではこの度、「細かすぎる温泉の実態調査」を実施しました。本調査は、一般生活者の方が温泉や温泉宿に対してどのようなことを考えているのか、どのような習慣があるのか、といった実態を明らかにすべく昨年から実施しているものです。2年目となる今回は1,500名の温泉好きの方に回答いただきました。結果の一部をご紹介します。 

<「細かすぎる温泉の実態調査」第1弾 調査結果サマリー>

① 温泉に行きたくなる季節は、1位「冬(44.0%)」、2位「秋(21.4%)」、3位「春・夏(ともに2.3%)」。一方方で、「特に季節のこだわりはない」という回答も30.1%にのぼった。

② 温泉に入った後、上がり湯※を「する」と回答した方が58.3%、「しない」と回答した方が41.7%。

③ 「露天風呂と屋内風呂のどちらに先に入るか?」は、「露天風呂が先派」が48.3%、「屋内風呂が先派」が51.2%。

④ 温泉宿を選ぶ際重視しているポイント上位3位は、1位「アクセス(41.0%)」、2位「価格(37.1%)」、3位「料理(34.9%)」。(上位3つを複数選択)

※ここでの「上がり湯」とは、浴室から出る前に、シャワーや水道水など温泉成分のないお湯で体を洗い流すことを指します。

①温泉に行きたくなる季節は

 「最も温泉に行きたくなる季節はいつですか?」という質問に対して、「冬」が44.0%、「秋」が21.4%、「春」「夏」がそれぞれ2.3%という結果が出ました。また、「特に季節のこだわりはない」と回答した方も30.1%にのぼりました。

 ちなみにゆこゆこでは、冬は雪見露天が楽しめるお宿が人気です。白銀の世界にいながら体は温かいお湯の中にいるというのは、なんとも非日常的な瞬間ですよね。特に山エリアのお宿では、降雪すると絵本の中のような雪景色が楽しめます。ぜひ、お足元にお気をつけてお出掛かけください。

②温泉に入った後に「上がり湯」をしますか?

 上がり湯を「する」と回答した方が58.3%、「しない」と回答した方が41.7%という結果となりました。「する」派からは、「菌や汚れが気になる(30代女性)」「温泉成分を体に残したくない(60代女性)」 と、肌を最後にリセットしたいという声がある一方、「しない」派からは「必要性を感じない(20代男性)」「温泉成分を残しておきたい(40代女性)」「習慣にない(50代男性)」という声があがりました。

 ちなみに温泉ソムリエとしては、「上がり湯」をすることをおすすめします。酸性泉や硫黄泉などの刺激の強い温泉は、成分が残ったままだと肌や髪に悪影響を及ぼす可能性があるからです。逆に、刺激の少ない肌ざわりの良い温泉であれば温泉水で上がり湯をすることもできます。温泉が出ている湯口があれば、そこから桶で新鮮な温泉を汲んでタオルを浸し、そのタオルで体を拭いてください。皮膚に付着した温泉の膜を保つことができ、入浴後3時間ほどは皮膚からの温泉成分浸透効果が持続します。温泉成分を確認したうえで、この「温泉ソムリエ流・上がり湯」もぜひお試しください。

③露天風呂と屋内風呂、先に入るのは

  温泉に入るときに「露天風呂と屋内風呂のどちらから先に入りますか?」という質問では、「露天風呂」派が48.8%で、「屋内風呂」派が51.2%と全体がほぼ半分に割れる結果となりました。「露天風呂」派は「季節折々の景色を楽しめる(20代女性)」、「開放感に浸りたい(60代男性)」と自然や露天風呂の広々とした開放感を先に味わいたいという考えがみられました。一方で「屋内風呂」派からは、「まず体を温めたい(20代男性)」や「ルーティンだから(30代女性)」などの声があがりました。

 これからの季節は外気がどんどん下がってくるので、先に屋内風呂で体を温めてから外に出て露天風呂を楽しむのがおすすめです。体が冷えている状態で急に熱いお風呂に入ると血圧が急上昇し、脳卒中、心筋梗塞などの危険性が高まります。寒いなと思ったらまずは内風呂で体を温めましょう。

④温泉宿を選ぶ際に重視しているポイント

 「温泉宿を選ぶ際に重視しているポイント」に関する質問においては、1位「アクセス(41.0%)」、2位「価格(37.1%)」、3位「料理(34.9%)」という結果になりました。

 いかがでしたか。思わず共感してしまう回答や、意外に感じた回答もあったのではないでしょうか。

 「細かすぎる温泉の実態調査」は第2弾も予定しています! 「温泉」にまつわる細かすぎる調査結果を次回もお楽しみにお待ちください。

【調査概要】

調査名:細かすぎる温泉の実態調査 第1弾(2024年)

調査方法:インターネット調査

調査期間:2024年7月12日(金)〜7月15日(月)

調査対象:温泉が好きと回答した20代~60代の男女1,500名  

調査主体:株式会社ゆこゆこ

寄稿者 高野亜理沙(たかの・ありさ)㈱ゆこゆこ/温泉ソムリエ

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