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韓国で2024 原州餃子祭り開催 約60の餃子ブース出展、餃子作り体験など多彩な楽しみを提供

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 韓国東部圏に位置する江原特別自治道の原州(ウォンジュ)市が10月25日から27日までの3日間、中央洞伝統市場および文化の街一帯で「2024原州餃子祭り」を開催する。
  今年で2回目を迎える原州餃子祭りは、伝統市場が密集している原州の旧都心に新しい活気を吹き込むための目的で昨年初めて開催され、餃子を素材にした韓国初で唯一の祭りだ。

  2024原州餃子祭りのメインテーマは「原州餃子路、グルメ巡礼」で、「餃子の聖地、原州へ」をスローガンに多彩な餃子の味と楽しさを提供する予定だ。

  多彩な味の原州餃子が味わえるフードブースは60か所余りが軒を連ねる。 原州市内の代表的な餃子専門店から伝統市場内の老舗、餃子専門企業などがブースを設け、個性的な味の餃子を披露する予定で、肉餃子やキムチ餃子などに加え、各店舗別のオリジナル餃子も味わえるため、原州餃子の多様な味を祭りを通じてワンストップで味わうことができる。

キムチ餃子早食い大会や餃子名人クッキングショーも

 見どころも豊富だ。30個の原州キムチ餃子を最も早く食べる人を決める△キムチ餃子早食い大会を筆頭に、餃子を早く作る技術を競う△キムチ餃子早造り大会も開かれ、餃子を遊びと重ねて皮で遊ぶ体験ができる子供対象△大韓民国を代表する餃子料理名人2人(シン·オクジャ名人、コ·ソクファン名人)が繰り広げる△餃子名人クッキングショーも開催され、楽しさを増す予定だ。

 原州市が餃子の聖地として位置づけられたのは、朝鮮戦争とその縁が深い。 戦争以後、故郷を離れた避難民たちが原州市に定着し、故郷で楽しんだ餃子を作って売りだしたのが始まりで、原州市の上質な白菜を利用したキムチ餃子は70年の歴史を経て原州を代表するグルメとして定着している。特に、韓国内の一般的なキムチ餃子が、古漬けキムチを使用するのとは異なり、原州のキムチ餃子は作りたての新鮮なキムチを使い、肉を一切入れないのも差別化された点だ。

 原州のキムチ餃子をカルグクスに入れて煮込んだカルマン(カルグクスと餃子)も原州のオリジナル料理メニューで、原州から誕生して全国に広がった料理だ。

 20万人が訪れた昨年初のフェスティバル成功に支えられ、今年は日程と規模を大幅に拡大した。 祭り期間も3日に増やし、祭りの空間は3倍も広げたというのが原州市側の説明だ。

ソウルから50分強、お手軽な日帰り旅も可能

 原州餃子祭りを開催する原州市は「餃子聖地である原州でおいしい原州餃子はもちろん、全国の有名餃子、タイ·中国などグローバル餃子も味わえる異色の祭りだ。世界中の老若男女誰もが愛する餃子を通じて韓国原州市の味と趣を体験できることを期待する」と明らかにした。

  原州市原州駅まではソウル(清涼里駅)から韓国の高速鉄道KTXを利用して53分で訪れることができる。原州市内には日本を代表する建築家安藤忠雄氏が設計した「ミュージアムSAN」、小金山の吊り橋などがある山岳観光団地「小金山グランドバレー」などの人気観光地もあり、ソウル旅行のワンデー郊外ツアーを楽しもうとする外国人観光客にも旅行目的地として大きな人気を得ている。

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