早川町観光協会(山梨県早川町)はこのほど、町内9施設が参加する「早川冥利 湯めぐり手ぬぐいスタンプラリー」を始めた。町内の貴重な観光資源である各温泉施設を認知していない人に周知。冬期の観光客増を目指すと共に、スタンプラリーの開催を契機に周回・再訪のきっかけを提供する。
早川冥利 湯めぐり手ぬぐいスタンプラリーは、観光庁が令和6年度に取り組む「地域観光新発見事業」、関東運輸局が1都10県からなる広域関東の魅力を「江戸街道」という統一テーマでブランディングして街道観光を推進する「江戸街道プロジェクト」の一環として実施。早川町では、「~江戸街道みのぶ道で巡礼旅&温泉街道七湯めぐり旅~国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている『赤沢宿』などを活用した誘客推進事業」を展開し、鎌倉時代から700年続く日蓮宗久遠寺と霊山七面山を結ぶ参道を歩く巡礼体験ツアーの開発、12月19、20日にはインフルエンサーを招いたモニターツアーをなどを行っている。
スタンプラリー達成者には「早川町全入湯公式認定書」を授与
同スタンプラリーでは、町内9施設でスタンプを押印すると、南アルプスプラザ総合案内所(早川町観光協会)で「早川町全入湯公式認定書」が受け取れる。販売は1枚500円で、実施期間は今冬季(終了未定)となっている。
参加施設は、奈良田温泉 白根館、奈良田温泉 女帝の湯、西山温泉 慶雲館、西山温泉 元湯蓬莱館、西山温泉 湯島の湯、光源の里温泉 ヘルシー美里、草塩温泉、大滝温泉 文勝館、すず里の湯 ヴィラ雨畑 早川町観光協会。
「早川町に暮らしていて良かった」を伝える
「早川町民が日々、早川町に暮らす中で感じている『早川町に暮らしていて良かった』と思う瞬間を『早川冥利』と位置付け、その感動を来訪者の皆さんと分ち合いたい。温泉地や観光名所をめぐり、人とも交流しながら『早川ならではの暮らしぶり』を感じてほしい」と関係者は話す。