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「忍魂」を徳川家ゆかりの忍者が指導、東京・両国の回向院で忍術体験を提供~2025年1月17日と2月2日まで~

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 日本の国技である相撲の発祥地として有名な東京の墨田・両国エリアには、日本の歴史を垣間見ることができる有名な史跡がたくさんある。両国エリアでは、約200年前に相撲が開催されたことで有名な寺院である「回向院」で忍者体験ツアーが新たに開発された。ツアーでは、侍が刀を携えて歩き回っていた江戸時代に諜報活動に使われた忍者の武術「忍魂」を学べる。今回はツアーについて、体験を主催する名鉄観光サービス新宿支店の伊藤浩一支店長に聞いた(2024年11月に都内で)。

――ツアーのハイライトについて。

 忍術を指導する武蔵一族(https://musashi.ninja/)の先祖は伊賀の忍者の末裔。江戸時代最強の武将・徳川家康の元を含む265年間、徳川家に仕え、徳川家の警護や隠密などの諜報活動を行っていた。

 今回のツアーでは、本物の忍者が教える本格忍術「忍魂」をテーマに、飛んだり転がったりする激しい忍術ではなく、精神修行にまつわるプログラムを多く用意している。体験メニューは、座禅や舞、忍者にまつわる話、忍具の説明、歩き方、呼吸法、写真撮影など。体験時間は約2時間を予定している。体験後は記念撮影ができるなど、気軽に参加できる。希望者には、別途費用で忍者の非常食であった「兵糧丸」の試食もできる。ぜひツアーに参加してほしい。

――会場である回向院について。

 回向院は、約360年前に創建された浄土宗の寺院。同年に発生した明暦の大火では、江戸の町の6割以上が焼け、10万人以上の尊い命が失われた。亡くなった人の多くは身元不明や身寄りのない人々だったという。その霊を弔うため、時の権力者は現在の寺の場所に一万円塚を築き、盛大な供養を行った。「血縁・無縁、人間・動物を問わず、生きとし生けるものすべてに仏の慈悲を説く場」は回向院の理念の由来となっている。今回のツアーの舞台となる念仏堂もこの時に建立されたもので、回向院の始まりとなる。体験の会場は回向院内の念仏堂で実施する。

回向院
回向院

――参加者に向けて。

 本物の忍者による本物の寺での忍術体験を実現した。これまでの忍術体験では道場を使うものが多かったが、本物(リアル)を追求した体験をしにぜひ訪れてほしい。

詳細・予約は名鉄観光サービスのホームぺージから。

 https://search.mwt.co.jp/mdom/detail/BZDB03NIJA91.html

会場:東京都墨田区両国2-8-10 ( https://ekoin.or.jp/ )

取材 ツーリズムメディアサービス編集部

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