日本政府観光局(JNTO)は2月19日、1月の訪日外国人旅行者数を発表した。
それによると、1月の訪日外客数は3,781,200人(前年比40.6%増)で、単月で過去最高を記録した。過去最高の更新は2カ月連続。
旧正月(春節)が1月にあったことで、アジアの多くの市場で訪日旅行需要が高まった。豪州や米国を中心に、スキーやスノーボードといったウィンタースポーツ目的の訪日客も増加した。
訪日重点23市場のうち、韓国、台湾、豪州の3市場で単月過去最高を更新し、中国、香港、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、インド、米国、カナダ、メキシコ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、北欧地域、中東地域の17市場で1月として過去最高を記録した。
国別では、中国が980,300人(前年比135.6%増)で最も多く、次いで韓国が967,100人(12.8%増)、台湾が593,400人(20.5%増)、香港が243,700人(30.8%増)、米国が182,500人(38.4%増)となった。中国からの訪日客は前年同月の2倍以上に急増し、過去最高水準に達した。
一方、1月の出国日本人数は912,300人で、前年同月比8.8%増だった。コロナ前の2019年1月の1,452,500人と比較すると6割台にとどまっている。