建久8年(1197)、定尊が信濃の善光寺の阿弥陀三尊を模造して安置し開創。真言宗智山派。長野の善光寺と同様に阿弥陀三尊像が安置されていたことから、信濃の善光寺と同じ御利益があるとされ、江戸庶民の信仰を集めていた。江戸市民は江戸近郊で手軽に善光寺参りができるとあってこぞって参詣しました。安藤広重の「江戸百景めぐり」に登場する「川口のわたし善光寺」は向こう岸から描かれた絵として有名。
住所:埼玉県川口市舟戸町1-29
川口宿とは
川口宿は、近世の初頭に成立した宿場で、鋳物産業と共に近代的な発達を経た町。現在はその面影を残しつつ、住宅地として多くの住民の生活の場となっている。基点となる荒川の渡しや善光寺、町の北にある錫杖寺とともに、歴史を感じる町並みが少なからず残っているが、近代化の波によりその存在が薄くなり、魅力的な町並みは消失しつつある。地域では旧川口宿や近代的な発達をとげた旧川口町の魅力を顕在化するとともに、他方への発信を通じて観光に寄与する歴史的資源をつなぐ物語の創出を目指している。
協力:本町1丁目まちづくり協議会(埼玉県川口市)