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春のお出かけで介助者が確認すること

1コメント

 近隣でも遠方でも、介護を必要とする方が外出する際に確認したいのは、まずトイレの位置ではないでしょうか。ここ数年、特に東京オリンピック・パラリンピックを機に格段に多目的トイレが増えました。今やあらかじめその場所を確認しなくても良い時代かもしれません。

 とはいえ、外出中に多目的トイレを探すのは時間もかかり、そのための移動も楽しみな予定の中ではロスになってしまいます。車いす使用の方の場合、段差などが残る移動(動線)を強いられると、多目的トイレにたどり着くまでに大回りをすることにもなってしまいます。

 出かける前に、目的の建物、例えばデパートやショッピングモールなどのマップをホームページで確認するだけでも外出中の行動が違います。途中に立ち寄りやすい公共施設をマークするのも良いです。また、多目的トイレは備品や設備も充実してきていますが、やはり衛生用品は自前のものを用意する必要もあります。多目的トイレは、「多目的」ゆえにさまざまな使用がされるのも事実で、トイレに入室した時点で簡単な清掃を余儀なくされる場合もあります。

 なお、トイレの使用中に出たごみについては、持ち帰るのが原則になってきています。出かける前に、手荷物はごみを持ち帰るための余裕を持つ荷造りを心がけると良いでしょう。もうすぐ春爛漫、十分な用意とともに外出をお楽しみください。

寄稿者 猪股透人(いのまた・はやと)シーキューブ㈱ https://www.c-cube-g.co.jp/

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  1. トミタロウ
    いいね!:0

    要介護者、車イス利用者が身近にいる人は当たり前なのかもしれませんが、そうでない人はなかなか気付けない目線ですね。ありがとうございます。

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