【New!トップページ新着コメント欄追加】 学び・つながる観光産業メディア

水槽の中で長期飼育を、四国水族館がワカメの展示を開始

コメント

 四国水族館(香川県宇多津町)は2025年4月1日、児島漁業協同組合(岡山県倉敷市)からナルトワカメ(Undaria pinnatifida f. narutensis)を搬入し、本館棟1階瀬戸内ゾーン「豊饒の海の景」で展示を始めた。展示は、魚類だけではなく岩礁に生える海藻にも興味を持ってもらい、より自然に近い海の中を見ていただきたいと思い、展示を開始。ワカメの展示は去年に引き続き2回目となり、ワカメの生息する環境を水槽の中で再現し、長期飼育することを目指す。

 「自然界では豊富な餌や太陽光、酸素や二酸化炭素の溶存量など、海藻や魚類の繁殖に適した条件があることで豊饒の海が作られている。藻場を増やすことで、豊かな海が作られることを知っていただき、次世代の地球環境を守る活動にも興味を持っていただきたい」と同館。

 同水族館は、瀬戸大橋のたもと四国の玄関口に位置する香川県宇多津町に2020年にオープン。「四国水景」をテーマに約400種の生きものを展示し、生きものの展示だけでなく、四国の文化やそこで暮らす人の営みとともにある環境も水槽内で表現している。時間帯や季節によって楽しみ方はさまざまで、四国在住者は四国の水の景色の豊かさを再発見でき、四国以外の方は四国を巡りたくなる内容となっている。

/
/

会員登録をして記事にコメントをしてみましょう

おすすめ記事

/
/
/
/