こんにちは、Another works代表の大林です。
私は大分県出身で、日本一の「おんせん県」で生まれ育ちました。子どものころから日常的に温泉に入り、学校帰りや野球の練習後、試験勉強の合間にも気軽に湯に浸かって疲れを癒してきた人生。いわば「温泉は日常であり、生活の一部」でした。
社会人になり、経営者になった今でも、出張や旅のついでに各地の温泉を訪れるのが何よりの楽しみ。今回はそんな温泉好きの私が実際に訪れて「これは衝撃的だった」と感じた温泉地を3つご紹介します。
①群馬県 伊香保温泉
群馬といえば「草津温泉」と言いたくなるところですが、群馬の名湯といえば伊香保温泉。学生時代から数え切れないほど訪れた、思い出がたくさん詰まった場所です。
■アクセスの良さも魅力
バスた新宿からJRバス関東「上州ゆめぐり号」に乗って約2時間30分とアクセスも抜群。バスを降りればすぐ温泉街に到着するため、複雑な乗り継ぎも不要です。
■歴史と情緒が詰まった「365段の石段街」
伊香保の象徴は、なんといっても365段の石段。この石段には「温泉街が1年365日、にぎわうようになってほしい」という繁栄の願いが込められているそうです。お土産物屋や饅頭屋、遊戯場が並び、湯の香りを楽しみながら満喫できます。
■絶品の水沢うどん
秋田の稲庭、香川の讃岐と並び、日本三大うどんのひとつにも入る「水沢うどん」。伊香保温泉にいったらぜひ味わってほしいです。コシの強さとのどごしのよさが特徴。人気店は並ぶので、事前予約がマストです。
②山形県 蔵王温泉
続いて紹介したいのは、山形県の「蔵王温泉」。冬の蔵王はまさに「衝撃」レベルです。蔵王の温泉は「地獄のように熱い」とも言われるほどの強烈さ。五感で感じる“温泉体験”とはまさにこのこと。
■蔵王のシンボル「御釜」「スノーモンスター」
刈田岳、熊野岳、五色岳の3峰に抱かれた円型の火口湖「御釜」は、蔵王のシンボルともなっています。エメラルドグリーンの湖面は美しく、神秘的な景色を楽しむことができます。
またスノーモンスター(樹氷)が立ち並ぶ景観は圧巻で、自然の美しさに心を奪われます。
■ご当地グルメ・ジンギスカン
ジンギスカンのルーツは諸説ありますが、そのルーツは蔵王にあるとも言われています。寒い中、熱々の鍋を囲みながら地酒と一緒に味わうジンギスカンは格別。ジンギスカン→ビール→温泉の三拍子は、心も体もリフレッシュすることができます。
③大分県・別府&由布院
最後はやはり、私の故郷・大分の温泉を紹介しないわけにはいきません。別府・由布院エリアは温泉の「量」も「質」も日本トップクラス。駅を降りた瞬間に立ちこめる湯けむりと硫黄の香りは、幼い頃の原風景でもあります。
■地獄めぐりで五感を刺激
「地獄めぐり」と呼ばれる観光スポットでは、青や赤に染まった幻想的な温泉がみられます。ワニがいたり、間欠泉が吹き出したりと、温泉の常識をくつがえす驚きの連続です。
■湯の町ならではのおもてなし
空港には足湯、町には手湯、旅館では海の幸と郷土料理。別府・由布院は“癒しのフルコース”が楽しめる街。湯布院の「湯の坪街道」は、おしゃれなカフェやお土産屋が並び、外国人観光客にも人気です。
いかがでしたでしょうか。
どこも、ただ温泉に浸かるだけではない“もう一歩先の温泉体験”ができる場所です。癒やしを求めるすべての方に届けばうれしいです。
寄稿者 大林尚朝(おおばやし・なおとも) ㈱Another works代表取締役