宿泊・不動産業のレアル(京都市中京区)は11月、京都市東山区宮川町に最高級町家ブランド「Rinn KyotoMiyagawacho hitotose -Natsu-」を開業する。
2024年3月にオープンした「Rinn KyotoMiyagawasuji hitotose -Aki-」に続く2号店となり、京都五花街の一つである宮川町に位置する。最寄りの京阪本線「清水五条」駅から徒歩約2分のアクセスで、清水寺や花見小路など観光地への利便性も高い。
「hitotose(ひととせ)」シリーズは、一年を通じて移ろう四季をテーマとする、同社の最高級町家ブランドで、1号店「hitotose -Aki-」を2024年3月に開業。2号店「hitotose -Natsu-」では、日本の夏を象徴する「葦戸」や「蚊帳」をデザインに取り入れ、夏の趣が感じられる空間を提供する。
元料亭の3階建て木造建築をリノベーションし、1階はSPAエリアとしてサウナや水風呂、ヒーリングスペースを備えたリラクゼーション空間となる。2階には波打つ天井や左官仕上げの壁が特徴の寝室を設け、3階には蚊帳をイメージした寝室と、宿泊者がくつろげるリビングスペースを配置する。
同社は京都市内でホテルタイプ21棟、一棟貸し町家タイプ50棟の計71棟412室を運営。これまで京町家タイプの宿泊施設「鈴」ブランドや、上位ブランドの「鈴プレミアム」を展開してきた。「hitotose」シリーズも拡大し、四季折々のテーマや日本文化を取り入れた宿泊施設を展開する。