福井県は、県庁が直接採用する「地域おこし協力隊」として、観光振興や街づくりなど10の企画に携わる人材10人を募集している。応募の締め切りは6月30日。東京・大阪・名古屋の三大都市圏およびオンラインで説明会も開催する。事前の申し込みが必要。
募集するのは、「ウェルビーイングコーディネーター」、敦賀市や小浜市などと連携して観光投資を促す「若狭湾エリア観光投資促進コーディネーター」、食や文化の魅力を発信する「敦賀・若狭エリア魅力発信ライター」など。る福井県立恐竜博物館の魅力を県外に広める営業マネージャーも募っている。
福井県は、地域おこし協力隊を都市部のキャリアを生かす専門人材と位置付け、都道府県による委嘱人数としては全国2位。現在22名が県内で活動している。今年度の募集でも、活動支援マネージャーによる継続的な伴走や、他の隊員との連携プロジェクト、退任後の定着・起業支援金(最大200万円)などのサポート制度がある。
説明会は、6月14日に大阪、15日に名古屋、21日に東京で開催。6月23日にはオンラインでも実施する。アーカイブ動画も後日、福井県地域おこし協力隊のYouTubeチャンネルに掲載する。
問い合わせは、福井県未来創造部定住促進課 TEL:0776-20-0665 Mail:teiju@pref.fukui.lg.jp
地域おこし協力隊制度は、総務省が2009年度から実施している。都市部から過疎地域などに移住し、地域資源の活用や農林水産業支援、住民との交流活動などを通じて、地域への定住を目指す。2024年度時点で全国に約7,900人がおり、2026年度には1万人への拡充を目指している。ウェブサイト「地域おこし協力隊」では全国の隊員募集情報を見られる。