6月13日から15日までの3日間、大阪・関西万博のEXPOアリーナ「Matsuri」で、「東北四季の彩り＆東北絆まつり」が開催された。東北6県と東北観光推進機構、東北絆まつり実行委員会が主催し、東日本大震災の復興と支援への感謝、そして東北の観光資源を国内外に発信した。

イベント初日には、東北6県の知事やご当地キャラクター、万博公式キャラクター「ミャクミャク」らが登壇し、オープニングセレモニーとテープカットを実施。その後、東北6市の夏祭りを紹介するスペシャルステージが行われた。

15日には「東北絆まつりパレード」を2回実施。青森ねぶた祭、盛岡さんさ踊り、秋田竿燈まつり、仙台七夕まつり、山形花笠まつり、福島わらじまつりの6祭りが一堂に集結し、総勢約550人の踊り手が約50分間にわたり会場内を練り歩いた。

パレード後には仙台市長と、次回の開催地となる盛岡市長が登壇し、来年への期待を込めて「ありがとう」と声をそろえると、観客から大きな拍手が送られた。

会場内では「東北トリップゾーン」「伝統と革新ゾーン」「東北の美酒とご当地グルメゾーン」などを出展。「東北トリップゾーン」では、四季折々の風景を映像で紹介し、来場者に東北旅行の魅力を疑似体験してもらった。

「伝統と革新ゾーン」では、津軽塗や大館曲げわっぱの職人による実演と体験ワークショップが人気を集めた。「東北の美酒とご当地グルメゾーン」では、ずんだ餅や玉こんにゃく、田沢湖ビールなどの名物が提供された。

「東北絆まつり」は、東日本大震災の復興と鎮魂を願って始まった「東北六魂祭」を引き継ぐ形で、毎年、東北の6市が持ち回りで開催。今年は大阪・関西万博を会場に、東北の魅力を国内外に紹介した。