連日、こう暑いと涼しいところに行きたくなる。日本とは季節が逆、FIFA女子ワールドカップ開催中の南半球のオーストラリア、西オーストリア州政府観光局から「今、冬のワンダーランド」と8つのお勧めレポートが届いた。
西オーストラリア州の冬
冬本番の州都「パース」の7月の最高気温は18.5度、最低気温8.0度で雪が降るほどの寒さではありません。また、広大な州内では南北で気候が異なります。「パース」がある州南部は地中海性気候で四季が楽しめ、オーストラリアの州都の中で最も長い日照時間を誇ります。一方、北部は熱帯性気候で乾季と雨季があり、乾季の5〜10月は湿度が低く夜は涼しくなり、雨季の11月〜4月は夕方から夜にかけてスコールが降ることもあります。
ブルームの「真珠まつり」 8月26日~9月10日
州都「パース」の北(空路約2時間半)に位置し、19世紀後期から様々な移民が集い真珠養殖で栄えた街「ブルーム」で毎年開催されるお祭りです。「ケーブルビーチ」のサンセットディナーをはじめ、西オーストラリア州のトップシェフによる美食体験、文化ツアー、アート展、地元や来日するあらゆる年齢層のアーティストによるパフォーマンスなど、2023年は大規模なプログラムで開催されます。[WEBサイト] https://shinjumatsuri.com.au/
ベストシーズンを迎える「キンバリー」を観光
州の北西部に位置する「キンバリー」には、乾季と雨季があります。乾季は3月から10月までです。「キンバリー」の玄関口の町「ブルーム」では、毎年「真珠まつり」が開催されます。また、3月〜10月の満月前後の3日間だけ、干潮時に見られる神秘的な「月への階段」と呼ばれる自然現象が起こり、運が良ければ素晴らしい景色に出会えます。
地球上最大級規模のワイルドフラワーを観賞
西オーストラリア州では、毎シーズン12,000種を超えるワイルドフラワーが咲き誇ります。開花種の約8割は、西オーストラリア州でしか見られない固有種です。ワイルドフラワーのシーズンは通常5〜6か月間で、開花前線は7月に北部の「ピルバラ」から始まり、内陸部の町「ゴールドフィールド」から南部にある「コーラル・コースト」沿いに南下していきます。9月になると、「パース」にある花の楽園「キングスパーク」に3,000種以上のワイルドフラワーが咲き、「パース」から車で30分に位置する「スワンバレー」のなだらかな丘陵地帯が色とりどりの花で彩られます。
ワールドクラスのマーガレットリバー産ワインで、贅沢な旅を満喫
プレミアムワインの産地「マーガレットリバー」で、冬の大自然の澄んだ空気の中、暖炉のそばでくつろいでみませんか。現在200以上のワイナリーが点在し、オーストラリアのプレミアムワインの30%以上を生産している「マーガレットリバー」は、広大で静寂に包まれたラグジュアリー・ホテルもあり、爽やかな季節の休暇に理想的なスポットです。
トリュフ犬と一緒に黒トリュフハント体験
マーガレットリバー東部に位置する「マンジマップ」は、南半球で最大規模のトリュフ生産を誇り、言葉では言い表せないほど贅沢な味わいと豊かな土の香り、そして安定した品質から、世界中のシェフから高く評価されています。世界でも数少ない黒トリュフの生産農家「トリュフ・ヒル」でかわいいトリュフ犬たちと一緒にトリュフ狩りに参加すれば、この上質なトリュフを味わうことができます。
優雅なクジラが海岸を回遊する壮大な光景を見に行く
ザトウクジラの群れが、毎年6月から11月にかけて、西オーストラリア州の北部キンバリーから大陸沿いに南極海に向かって移動します。西オーストラリア州は、オーストラリアで最も長い13,000kmのクジラの回遊により、ホエールウォッチングのシーズンも長く、「ニンガルーリーフ」では眺めるだけでなく、クジラの群れと一緒に泳ぐこともできます。
暖かい屋内で文化体験と豊かなグルメを楽しむ
オーストラリアの州都の中で最も晴天が多い「パース」ですが、冬は暖かい屋内施設で楽しむこともおすすめです。「パース」の中心部は新しいバーやレストラン、ホテルで賑わいを見せています。パース造幣局では、目の前で金が溶けていくのを眺めながら暖を取ることができます。「パース」からフェリーでアクセスできる「ロットネスト島」では、8月ごろまでクオッカのかわいい赤ちゃん、通称クオッカ・ジョーイたちに会える貴重なチャンスがあります。