岡田美術館(神奈川県箱根町小涌谷)は7月31日から12月7日まで、特別展「愛と平和の江戸絵画」を開く。江戸時代の美術作品を通じて「愛」と「平和」というテーマを掘り下げ、約260年にわたる泰平の江戸期に育まれた絵画表現を紹介する。美術館は7月30日まで臨時休館中。
特別展の開催にあわせて、閉館後の展示室を1日1組限定で貸切にできるプレミアムプランも提供する。17時から18時までの1時間、美術館の全展示室(1~5階)およびミュージアムショップを独占でき、学芸員によるパーソナルガイドも付く。
さらに利用開始前の16時からは、昭和初期の日本家屋を改装した飲食施設「開化亭」の奥座敷も貸切可能できる。料金は10万円。
また、同日から8月31日までの期間、小学生を対象とした「こどもアートシート」を配布。大壁画「風・刻」や特別展に関するクイズ形式の内容で、美術館鑑賞を通じて楽しみながら学ぶことができ、自由研究にも活用できる。
足湯カフェでは、夏季限定の「冷やし温泉」と小田原産ブルーベリーを使った特製パフェ(800円)を提供する。冷やし温泉は通常より3~4度低い温度設定で、美術館入館者は無料で利用できる(足湯のみの利用は500円)。
岡田美術館は、日本・中国・韓国を中心とした東アジアの古美術や近代絵画を約450点を展示している。尾形光琳や伊藤若冲、葛飾北斎、歌川広重といった日本美術の巨匠の作品をはじめ、陶磁器、仏教美術、漆芸など多岐にわたる所蔵品を常設展示し、東アジア美術の魅力を国内外の来館者に広く伝えている。