リクルートは7月16日、旅行情報サイト「じゃらんニュース」で、「全国道の駅グランプリ2025」を発表した。全国の道の駅を対象に利用者の満足度を集計したランキングで、群馬県川場村の「道の駅 川場田園プラザ」が2年ぶりに総合1位に返り咲いた。(写真は施設内のネットアスレチック)
「川場田園プラザ」は、自然豊かな広大な敷地に地元食材を生かしたグルメやアクティビティが充実しており、「1日遊べる道の駅」として高い評価を得た。満足度は81.5%に達し、「もう一度利用したい道の駅ランキング」でも1位となった。

2位には福岡県宗像市「道の駅 むなかた」が昨年の10位から大きく順位を上げてランクイン。地元宗像で水揚げされた鮮魚や農産物、加工品が豊富に揃う人気の施設で、リピート率でも71.1%と高水準だった。
3位には沖縄県名護市の「道の駅 許田」が入り、同県から初のトップ10入りとなった。
このほか、岩手県遠野市の「道の駅 遠野 風の丘」(4位)、宮城県大崎市の「あ・ら・伊達な道の駅」(5位)など、地域色豊かな施設が上位に名を連ねた。満足度ランキングでは、上位10施設中3施設が今回初登場となった。
あわせて発表された「今後利用してみたい道の駅ランキング」では、北海道厚岸町の「道の駅 厚岸グルメパーク」が1位を獲得。2位の熊本県阿蘇市の「道の駅 阿蘇」や3位の兵庫県淡路市の「道の駅 あわじ」など、絶景や温泉併設、グルメの充実度などを特徴とする施設が選ばれた。
じゃらん編集部では道の駅が「地域の魅力を凝縮したスポットとして、旅の目的地になりつつある」としている。
アンケートは今年4月、全国47都道府県在住の20~50代の男女を対象に実施。有効回答数は4,219人で、過去3年間に訪問した道の駅の中から「満足した」「もう一度利用したい」「今後利用してみたい」と感じた施設を3つまで選ぶ形式で集計した。