日本観光振興協会は、デジタル技術を活用した観光人材の育成を目指し、「地方創生データサイエンティスト検定制度(観光DX検定)」を創設する。初級検定日は12月14日。検定の実施に先駆け、8月1日からeラーニング講座の申込受付を開始する。
観光DX検定は、データ分析に基づき地域の観光戦略を立案・実行できる人材の育成と認定を目的とする制度。取得を通じて、観光分野で即戦力となる実践的なスキルを習得できる内容となっている。
学習では、政府統計ポータルサイト「e-Stat」や「地域経済分析システム(RESAS)」などを活用し、観光データの収集・分析方法や戦略立案手法を学ぶ。検定は初級・中級・上級の3段階に分かれており、2025年度は初級試験を実施予定。中級・上級は翌年度以降に実施する予定。
受講対象は、自治体や観光協会、DMO、商工会議所などの地域関係者のほか、高校・大学・専門学校などの学生も含まれる。初級のeラーニング講座受講料は一般33,000円、学生22,000円で、テキスト代(3,300円)と検定料(一般6,600円、学生3,300円)が別途必要。
申し込みはウェブサイトから。