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海上橋は水平線の先まで~角島大橋・山口県下関市~ニッポンを歩こう117

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水平線上に空の青と海の碧が見える。まさしく、観光は天気に左右されるものだ。

何度目の訪問であろうか、これだけの青空が迎えてくれるのは初めてだ。離島と本土を結ぶ無料橋梁は、全国各地に存在するようになった。そして、ここ角島大橋が有名となったのは、自動車会社のCMである。水平線の彼方に飛び立ってしまうような景色、真っすぐに伸びたセンターラインが角島の手前で消え去る。

2000年11月、それまで渡船で行き来していた場所に、角島大橋は開通する。その長さ1,780m、当時は離島架橋として日本一を誇っていた。下関市との合併前は旧豊北町の町道として作られた。荒ぶる日本海に架橋したため、強風時に通行止めになることも少なくなかった。

一方、角島は夏場の海水浴でも有名な離島である。また、北浦産の海産物は下関市の中でも群を抜いたものが多く、ウニやイカなどを提供する食事施設も多い。そのため、架橋によって経済効果は大きく向上した。しかし、観光客が増えることによっての問題も少なくない。マナー遵守こそ、観光の原点だ。いつも、この絶景を触れるたびに、旅の恥をかき捨ててはならないと思う場所でもある。

(2022.01.19.撮影)

(これまでの特集記事は、こちらから) https://tms-media.jp/contributor/detail/?id=8

取材・撮影 中村 修(なかむら・おさむ) ㈱ツーリンクス 取締役事業本部長

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