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狭い海峡を眼下に望みながら~火の山公園・山口県下関市~ニッポンを歩こう119

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火の山公園は、眼下に関門海峡を望む。山麓の壇之浦付近からロープウェイで標高268.2mの頂上に到達する。1890年、ここに砲台が設置され下関要塞として関門の守りとされた。そのため、終戦まで民間人は立ち入ることを禁止されていた。

山頂の公園は、1956年に入場が可能となる。展望台が作られ、1973年に開園した。しかし、現在リニューアル工事のため、展望台は閉ざされている。関門橋越しに見る門司港の夜景と遠方には彦島の姿も見える。そのため、手に取るような夜景は、1000万ドルと称される。

古代から中世への幕開けと言われた節目の壇ノ浦の源平合戦。また、近世から近代への移行期である下関戦争と、どちらも節目の出来事である。歴史上も有数のスポットである関門海峡は、幾度となく時代の変化を目の当たりにしてきた場所である。それ故、ここに佇み、眼下を俯瞰すると、いにしえへの思いはより深くなっていく。

ヒストリカルツアーは、人気のある観光コンテンツだ。それ故、観光にはヒストリーテラーが必要であると再認識する場所でもある。

(2022.01.18.撮影)

(これまでの特集記事は、こちらから) https://tms-media.jp/contributor/detail/?id=8

取材・撮影 中村 修(なかむら・おさむ) ㈱ツーリンクス 取締役事業本部長

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