東京都は、9月10日に実施する「秋川渓谷自然体験(チェアリング&川釣り&SUP体験)障害者サポート運営体験」の参加者を募集している。年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが安心して参加できる自然体験型観光の充実を目指した取り組みで、障害者にチェアリング、川釣り、SUPの体験や、ワークショップが行われる。東京都の「令和7年度誰もが楽しめる自然体験型観光推進事業」として実施する。
参加対象は、東京都内の旅行業者や体験型観光の提供事業者、観光協会などの観光関連事業者に加え、障害のあるモニター参加者で、健常者とともに川辺でのレジャー体験を共有する内容となっている。
参加費は無料で、集合はJR武蔵五日市駅。事業者20人、障がいのある人3人程度を募集する。申込者多数の場合は抽選となる。申し込み締め切りは8月22日。天候不良の場合は、9月12日に延期する。
モニターツアーでは、障害者に川遊びを楽しむ体験を秋川橋河川公園で提供する。川の浅瀬に設置する椅子に座り足を水につけて自然を楽しむチェアリング、秋川の伝統的なハヤ釣りを行う川釣り体験、大型SUPにローチェアーを設置して実施する秋川でのSUP体験を楽しめるように、専門家の指導のもとで事業者が障害者を支援する。
また、「誰もが楽しめる自然体験型観光」ワークショップを中村自治会館で開催。アクセシブル・ツーリズム取り組みの必要性、自然体験型観光企画の環境整備と商品造成についてユニバーサルツーリズム総合研究所理事長・代表研究員である長橋正巳氏が講義を行うほか、車いす利用者が川辺を移動できるアウトドア用車いす「HIPPOcampe」や車いすけん引装置「JINRIKI」モビチェアやけん引式車椅子「JINRIKI」の実体験も予定されている。参加事業者はその様子を見学・補助しながら、現場での支援のあり方を体験的に学ぶ。

■申し込み方法
以下URLから、募集案内書面(詳細チラシ)を要確認。ウェブサイトから申し込みが可能。
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/tourism/kakusyu/nature/monitor-tour
