【New!トップページ新着コメント欄追加】 学び・つながる観光産業メディア

ウィラーエクスプレス、「ハイウェイパイロット」の高卒採用を開始

コメント

高速バスのウィラーエクスプレス(WILLER EXPRESS、東京都江東区)は8月7日、安全性とサービス力を兼ね備えた運転手「ハイウェイパイロット」の高卒採用を2026年春入社から新たに開始すると発表した。自動車免許を持たない高校卒業予定者も応募できるのが特徴で、年収600万円も目指せるキャリアパスを用意している。

バス業界では深刻な人手不足が続いており、安定的な運行体制を確保するためには若年層の確保と育成が急務となっている。今回の高卒採用はその一環で、呼称を「運転手」から「ハイウェイパイロット」へと改め、職業としての魅力向上を図る。

入社後は運行管理や接客、車両整備補助などを経験し、免許取得後には約3カ月の泊まり込み研修施設「WILLER LABO」で運転技術や接客、社会人としての基礎を学ぶ。第二種大型免許の取得費用(約40万円)は全額会社が負担する。

これまでに「WILLER LABO」には4期生までに計30人以上が入校し、定着率は100%。今回の取り組みを通じて、将来的にはハイウェイパイロットが「憧れの職業」として認知されることを目指している。

高速バス利用者の6割以上を占める10~20代の若年層に対し、同世代のハイウェイパイロットが接客を行うことで、より共感性の高い移動体験を提供できるとしている。また、入社後のキャリアの選択肢も広く、運行管理者など他職種への転換も可能だ。

同社の平山幸司社長は、「高校生からプロフェッショナルへ成長できる道を用意することで、バス業界に新しい可能性を広げたい」と述べている。

/
/

会員登録をして記事にコメントをしてみましょう

おすすめ記事

/
/
/
/
/