JR東日本びゅうツーリズム&セールスは8月13日、同社がJR東日本から業務を受託している豪華寝台列車「TRAIN SUITE 四季島」で、一部のトレインクルーが車内で複数回にわたり飲酒していたことが判明したと発表した。
飲酒は乗客に提供する酒類の品質チェック業務の範囲を超えて行われており、同社は「旅程を管理する立場にありながらあってはならない行為で、信頼を著しく損なうもの」と謝罪した。
すでに関係する社員をトレインクルーの担当から外し、社内規則に基づき処分を行った。また、経営責任を明確にするため、澤田博之社長が1カ月間報酬の30%、生貝正之常務取締役執行役員が同20%を返上する人事措置を取った。
再発防止策として、酒類の取扱いに関するルールの厳格化や全トレインクルーへの面談・説明会による指導、新規採用時の重点教育、年1回のコンプライアンス教育における事例振り返りを必須化する。