ANAグループは2025年度下期の航空輸送事業計画の一部を変更し、国際線を中心に運航便数の増便を発表した。これにより、同社の国際線は前年同期比106%の運航便数となる予定だ。
主な増便路線は、成田=香港線(週4便→7便)、羽田=香港線(週7便→14便)、成田=パース線(週3便→7便)、成田=ムンバイ線(週3便→5便)、成田=ブリュッセル線(年末年始や3月以降の増便を含み週3便へ)などである。
Peachもアジア路線の増強を図る。成田=台北(桃園)線を2026年1月から週21往復に増便するほか、関西=台北線は年末年始にかけて最大週27往復とする。香港・ソウル線でも期間限定での増便が行われる。
AirJapanは成田発のバンコク、シンガポール、ソウルの3路線を引き続き運航し、安定した訪日需要を取り込む方針を維持する。
国内線については、ANAが羽田=札幌・福岡線などの好調路線を増便する一方、羽田=小松線や伊丹=福岡線などでは減便も実施する。国内需要はコロナ前と比較してビジネス需要が戻っておらず、収益性の確保が依然として課題。業界課題の解決に向け、官民連携の取り組みが継続される。
情報提供 トラベルビジョン(https://www.travelvision.jp/news/detail/news-118170)