JTB、JCB、JALの3社は、ハワイをテーマとした学生向けの「ハワイアイデアコンテスト」を共同で開催する。8月20日から応募受付を開始し、対象は全国の大学・短期大学・専門学校等に在籍する18〜29歳の学生。コンテストでは「旅行先にハワイを選びたくなるアイデア」を募集し、優勝者には実際のツアー造成に関わる機会が提供される。
この企画は、JTBが公表した「海外旅行レポート2025」で示された市場回復状況を背景に実施されるもので、特に若年層の動向に着目している。報告書によると、海外旅行者数は2019年以来1000万人を回復したが、東アジア諸国と比べると依然として回復途上にある。一方で、20代女性の旅行率は同年代人口の3割に達し、若年層が市場を牽引していることが明らかとなっている。
為替の影響を受けにくい若年層に対し、ハワイを憧れから実現可能な旅先として認識してもらうことが本コンテストの狙い。ハワイに深い関わりを持つJCB・JALとともに、それぞれのリソースを活かして若年層に訴求力のある企画の実現を目指す。
審査は、ハワイ州観光局日本支局やJTBパブリッシング編集部長をはじめとする4名が担当し、独自性や共感性、ハワイらしさなどが評価軸となる。最終プレゼンテーションは12月4日に東京都内で実施予定。企画は個人または最大4名のチームで応募可能で、書類選考からオンライン面接を経てファイナリストが選出される。
情報提供 トラベルビジョン(https://www.travelvision.jp/news/detail/news-118184)