北海道別海町は、地域おこし協力隊を4人募集している。分野は「まちづくり推進」で、町の課題解決に向けた情報発信や自治活動支援、北方領土問題の啓発活動などを担う。
町の会計年度任用職員として活動する雇用型3人と、個人事業主として活動する委託型1人。給与は雇用型が月額32万5000円に各種手当を加え、委託型は月額約45万5000円(報償費と活動費を含む)となる。募集期間は8月29日までで、書類選考とWEB面接を経て採用者を決定する。
別海町は生乳生産量が年間50万トンを超えて日本一を誇り、ホタテ漁獲量は年間約1万6000トンに上る。豊かな食資源を背景に日本の食卓を支えてきた一方で、情報発信力の不足や自治活動の担い手不足といった課題を抱えている。町はこうした課題の解決に向けて「もっと住みやすく、もっと活気ある町」を掲げ、協力隊による地域活性化を推進する。
募集分野のうち「まちづくり情報発信活動」では広報記事の作成や効果検証など、「自治推進支援」では住民との意見交換やパブリックコメント改善の調査研究を担う。また、「北方領土問題啓発支援活動」では関係機関と連携した啓発活動や北方展望塔の維持管理などを行う。
町は「住民の声を反映し、新しい視点で町を元気にできる人材を求めている」としている。