農林水産省が、ジビエの全国的な需要拡大と鳥獣利活用の推進を目的に第10回「ジビエ料理コンテスト」のレシピを募集している。募集期間は10月31日までで、一般部門と小・中・高校生部門の2部門で作品を受け付けている。
コンテストは、農村地域で増加するシカやイノシシなどの有害鳥獣を地域資源として活用し、野生鳥獣肉(ジビエ)の普及を図る取り組みの一環。国産ジビエ認証機構が鳥獣利活用推進支援事業として実施するもので、選ばれたレシピは広く紹介される。
募集テーマは「国産のシカ・イノシシを使用し、多くの人が家庭で作れて安全でおいしく楽しめる料理」。応募レシピは4人分を基本とし、国産ジビエを1人前あたり50グラム以上使用することが条件。オリジナル作品であることや、家庭で再現可能な調理法であることが求められる。入賞作品は公開が必須となる。
審査は一次審査(書類)と二次審査(実食)に分かれ、実食審査は来年1月24日に行われる。書類審査を通過した各部門5点の中から受賞作を決定し、一般部門は応募者本人が調理とプレゼンテーションを行う。小・中・高校生部門は代理調理とビデオレターでの発表となる。味わいの親しみやすさ、盛り付けの美しさ、独創性などが評価基準となる。
表彰は農林水産大臣賞、農村振興局長賞のほか、小・中・高校生それぞれの最優秀賞が設けられている。結果発表と表彰式は二次審査当日の1月24日に実施される。
応募は特設サイト内の専用フォームから受け付けるほか、郵送でも対応する。詳細は公式サイト(https://www.gibier-contest.jp/)で確認できる。