岩手県は8月21日、東京都内のホテルで旅行会社や学校関係者を招き、2025年度の「岩手県教育旅行説明会」を開いた。当日は全体説明と個別説明の2部制で実施、全体説明では岩手県観光協会、JR東日本それぞれの担当者が説明に立った。
このうち個別説明会では、県内から参加した自治体や観光協会、ホテル・旅館、観光施設の担当者が各旅行会社のテーブルを回り、教育旅行の素材となる最新の観光情報を提供した。
また、全体説明会では岩手県観光協会が教育旅行用の助成金や、東日本大震災の津波被害に遭った沿岸部の防災・震災学習、2つの世界遺産を抱える岩手の歴史・文化学習について説明した。さらに、最新のトピックスとして菊池雄星、大谷翔平と2人の現役メジャーリーガーを輩出した花巻東高校グランドに設置した「記念モニュメント」と、ニューヨーク・タイムズ紙に「2023年に行くべき52カ所」に選定された盛岡のまち歩きなどを紹介した。
JR東日本は、同社が事務局の東北ツーリズム推進ネットワークの取り組み内容や、教育旅行としての学生団体の運賃や特急料金の割り引き、岩手県との共同の各キャンペーンを説明した。
情報提供 旅行新聞新社(https://www.ryoko-net.co.jp/?p=154325)