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那珂湊駅ホームで地魚バーベキュー、日本旅行が貸切列車ツアーを運行

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日本旅行は10月5、26日と11月9日、那珂湊(茨城県ひたちなか市)で海鮮を味わう日帰りツアー「『ひたちなか海浜鉄道・那珂湊のおさかな列車』と『ひたち海浜公園散策』の旅」を催行する。3日間限定で開催。鉄道車両を貸切運行するほか、那珂湊漁協女性部の愛情が詰まった海鮮弁当など地元グルメ、自然散策を組み合わせた秋を楽しむ商品を提供する。

同企画は、観光庁が2025年度に実施する「地域観光魅力向上事業」の一環で、事業主体は「ローカル鉄道・地域づくり大学」。地域の交通と観光の課題解決を目指している。国営ひたち海浜公園には年間200万人以上、那珂湊おさかな市場には100万人以上が訪れるが、その多くは自家用車利用で、市内の交通渋滞が大きな課題となっている。一方で、観光地を結ぶひたちなか海浜鉄道は十分に観光利用が進んでいないのが現状。同企画では、鉄道の観光利用拡大を目的に「観光列車」を運行し、地元食材や列車の旅を新たな体験価値とし、移動と観光を一体化させる仕掛けが用意された。渋滞の心配なく市内を巡りながら、ひたちなか市の魅力を再発見できる取り組みとして期待されている。

地元漁協女性部が提供する“ホームバーベキュー”

同ツアーは常磐線勝田駅を出発し、ひたちなか海浜鉄道を貸切運行。観光列車仕様の車内では、那珂湊漁協女性部が手がける特製海鮮弁当を味わえるほか、那珂湊駅ホームでは焼きたての魚介類を提供するバーベキューが実施され、地域の食材を臨場感あふれる形で楽しめる。

車内では「おらが湊鐵道応援団」による車窓案内が行われ、那珂湊の散策に役立つ「乗車証明書」も配布。お土産には、地元の人気菓子工房「SAKABA」のスイーツが用意されており、鉄道体験と地域文化を組み合わせた仕掛けが随所に盛り込まれている。

列車は日常使用される車両にテーブルが設置され、食事可能な観光列車として勝田-阿字ケ浦間を運行。車内外には「国営ひたち海浜公園」「那珂湊おさかな市場」のステッカーを装飾し、地域の観光イメージを演出する。

グルメは、那珂湊漁協女性部と連携した駅ホームでの地魚などバーベキューが最大の目玉。鉄道の旅ならではの臨場感の中で、焼きたての魚介類を味わえる特別な体験となる。さらに、地元農産物を活かした弁当も提供され、港町ならではの食の魅力を堪能できる。

また、海浜公園までの移動にはシャトルバスを活用し、列車には地元ガイドが同乗して沿線の観光案内を実施。那珂湊駅周辺では観光マップも配布され、おさかな市場をはじめとした街歩きも楽しめるように工夫されている。

一面に咲くコキアやコスモスを鑑賞して秋を満喫

午後は阿字ケ浦から貸切バスで国営ひたち海浜公園へ移動。園内は自由散策で、秋を彩る真っ赤なコキアやコスモスの風景を眺望できる。このほか、参加者には「フリー切符」が配布され、解散後もひたちなか海浜鉄道の途中下車が楽しめる。

「ひたちなかの魅力がふんだんに詰まった鉄道・グルメ・自然を一度に楽しめるプログラムとなっている。幅広い方に参加してほしい」と関係者。12月14日には、冬の味覚「あんこう料理」をテーマにした「スペシャルツアー」の開催も予告されている。

商品概要

  • 出発日:2025年10月5日(日)、10月26日(日)、11月9日(日)
  • 旅行代金:大人12,000円、小人11,000円
  • 集合場所:常磐線勝田駅(午前10時15分~10時30分受付)
  • 行程:勝田駅 → 那珂湊(昼食・バーベキュー) → 阿字ケ浦 → ひたち海浜公園(自由散策) → 那珂湊解散
  • 最少催行人員:15人
  • 添乗員同行なし(現地係員対応)、昼食1回付

詳しくは、日本旅行のホームぺージ URL https://va.apollon.nta.co.jp/5000112/ から。

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