千葉県は、「千葉の梨」の新たなブランドデザインを募集している。県産の日本梨は、生産量・栽培面積・産出額のすべてで全国1位。
江戸時代から続く技術の蓄積により品質の高さでも知られ、県は日本梨を「千葉県の顔」と位置付け、集中的なプロモーションを展開している。今回の公募は「梨といえば千葉県」というイメージを広く訴求する取り組みの一環となる。
募集対象は「千葉の梨」を象徴するキービジュアルと、それを用いた贈答箱パッケージのデザイン。採用作品は今後のプロモーションで活用され、贈答用の箱や各種販促物などに幅広く活用する。
応募資格は国内在住者で、プロ・アマを問わない。締め切りは10月15日。最優秀賞には30万円が授与される。
選考は外部審査員を交えた委員会で行われ、採用作品は県の公式ホームページなどで発表される。応募は専用フォームから。
千葉県の日本梨は、2023年実績で産出額が28年連続、栽培面積が22年連続、生産量が4年連続で全国1位を記録している。
梨栽培の歴史は江戸時代にさかのぼり、1769年に市川市八幡地区で始まり、江戸に運ばれた梨は高級品として評判を呼んだ。以来、千葉県は関東有数の産地として発展してきた。