愛知県や県内市町村、観光・経済団体で構成する「あいちの歴史観光推進協議会」は、県内の歴史観光を広くPRする取り組みとして、9月12日から「あいち歴史観光デジタルスタンプラリー」を始めた。2026年3月11日まで実施する。
専用サイトからスマートフォンで参加でき、アプリのダウンロードは不要。対象スポットは延べ145カ所で、訪問数に応じて愛知県産和牛「みかわ牛」やホテルインディゴ犬山有楽苑の商品券などが抽選で当たる。5カ所訪問から応募でき、30カ所、50カ所と巡るほど景品が豪華になる。
参加は無料で、取得したスタンプはGPS機能を利用して判定する。さらに、戦国時代研究の第一人者である小和田哲男氏(静岡大学名誉教授)が執筆した「戦国の家族愛エピソード」を収録したガイドブックも制作され、歴史を学びながら巡れる内容となっている。冊子は県や観光協会で配布されるほか、ウェブ上でも閲覧できる。
愛知県は戦国期の三英傑「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」ゆかりの地で、各地域には数多くの史跡が残る。協議会は本スタンプラリーを通じて、観光誘客の拡大と周遊観光の促進を図る。