ANAホールディングスは9月17日、鳥取県(知事:平井伸治)、高知県(知事:濵田省司)、佐賀県(知事:山口祥義)をはじめとする16の自治体・団体とともに「ANA二地域居住等推進コンソーシアム」を設立した。
本コンソーシアムは、国土交通省の「二地域居住先導的プロジェクト実装事業」に採択されていて、10月15日に二地域居住を支援するポータルサイト「ANAの二地域居住 BLUE SKY LIFE」を開設する。サイトでは、移動費を抑えながら各地域を体験できる「二地域居住モニタープログラム」も展開し、同日から参加者の募集を開始した。
二地域居住は、都市部の利便性と自然豊かな地域での暮らしを両立させる新しいライフスタイル。経済的負担や情報不足といった課題に対して参画自治体と協力しながら、二地域居住の普及・定着を目指す。
参画する自治体からは期待の声が寄せられている。鳥取県は、漫画や森林セラピー体験、奥大山の農作業などを紹介し、「一緒に元気な鳥取を作りましょう」と呼びかけた。高知県は「海釣りやアウトドア、ゆずの村、秘境の暮らし」などの魅力をアピールし、佐賀県は「吉野ヶ里遺跡や有田焼など佐賀ならではの本物に触れてほしい」としている。
ANAはまた、地方公共団体や民間事業者からなる「全国二地域居住等促進官民連携プラットフォーム」の共同代表も務めており、全国的な普及に取り組む方針だ。
設立時の参画自治体・団体は以下の通り。鳥取県、智頭町、北栄町、江府町、高知県、須崎市、馬路村、本山町、大川村、佐賀県、神埼市、有田町、高知県UIターンサポートセンター、ふるさと回帰・移住交流推進機構、ANAホールディングス、ANAあきんど。