大韓航空は、韓国で生産された持続可能な航空燃料(SAF)を使用する路線を拡大した。9月19日から仁川発神戸行きと金浦発関西行きの一部便で導入を開始した。
SAFは廃油や動植物性油脂、農業副産物などを原料とし、従来の航空燃料に比べて生産過程で最大80%の二酸化炭素排出を削減できるとされる。航空業界では実効性の高い脱炭素手段として注目されている。
大韓航空は2024年8月から約1年間、仁川発羽田行きで韓国産SAFを使用して運航しており、安全性と性能が確認されたことを受けて今回の拡大に踏み切った。
今後は2026年12月末までに神戸便90便、関西便26便で全体燃料の1%をSAFに切り替えることを計画している。