地域ブランディング研究所(吉田博詞社長、東京都台東区)は9月24日(水)、全国の着地型滞在プランを提供する事業者・団体を表彰する「第6回Attractive JAPAN Award」の受賞者を発表した。アトラクティブジャパン大賞には「青空プロジェクトTHE DAY」(栃木県那須塩原市)が選ばれた。

青空プロジェクトTHE DAY」は、栃木県・塩原温泉郷の里山を舞台に展開する参加型プログラムを提供し、地域課題の解決に直結する具体的な取り組みを実施している。森林保全や獣害対策、環境調査などの活動を基盤に、地域住民との交流を通じて「SATOYAMA」の価値を体感できる場を提供。四季折々の自然を生かした体験を通じ、里山の暮らしや文化への理解を促進している点のほか、アウトドア体験にとどまらず、自然素材や季節の恵みを生かしたさまざまなプログラムを展開している。
こうした取り組みに対して、旅行者と地域住民が交流を通じて相互に学びを得られる機会を創出している点で非常に優れ、里山の保全と発展を促進するモデルケースとして大きな価値を持っていると高く評価し、今回の大賞に選出された。
「Attractive JAPAN Award」は、体験プランのブッキング数、地域らしさ、関係者の熱意、持続性、話題性、地域貢献度などを評価。地域振興やサステナブルツーリズム、インバウンドに関わる専門家のほか、地域ブランディング研究所が運営する体験プラン予約プラットフォーム「Attractive JAPAN」スタッフの投票による各評価項目の総合点数から、受賞事業者を選出する。