日本政府観光局（JNTO）は10月10日、デンマークの旅行・観光・航空業界で権威ある「デンマーク・トラベル・アワード（Danish Travel Awards）」で、日本が「欧州外で最高の旅行先（Best Non-European Destination）」部門を2年連続で受賞したと発表した。

授賞式は10月1日、コペンハーゲンで行われた。主催は北欧地域の旅行業界向けメディアグループ「トラベルメディア・ノルディック（Travelmedia Nordic）」で、業界専門サイト「Check-in.dk」「Standby.dk」「Turisme24.dk」と共同で実施された。

同アワードは1996年に創設され、旅行業界における国際的評価を示す指標として知られる。日本の受賞は、デンマークの旅行者が日本の観光資源や文化、自然、旅行体験を高く評価した結果とされる。JNTOは「デンマーク市場における訪日旅行への関心がさらに高まることが期待される」としている。

2024年のデンマークからの訪日客は約4万1,000人で、北欧地域ではスウェーデンに次いで2位。特に日本の地方を訪れる割合が最も高い国とされ、JNTOは今回の受賞を契機に、北欧から地方への誘客促進に取り組む方針を示している。