福井県と一般社団法人若狭湾観光連盟は11月22日と23日の2日間、東京都新宿区の神楽坂通り一帯で「ドーンと福井in神楽坂 越前・若狭まつり」を開く。福井県の特産品販売や飲食、文化体験などを通じ、越前・若狭の魅力を東京で紹介する恒例イベントで、今年で16回目。
神楽坂と福井県は歴史的な結びつきが深い。江戸時代には小浜藩主・酒井忠勝が神楽坂に下屋敷を構えた縁があることから、2008年にイベントが始まった。現在の神楽坂通りは下屋敷から江戸城への登城道として整えられたとされる。
会場には、11月6日に漁が解禁された越前がにをはじめ、焼き鯖寿し、へしこ、丁稚ようかんなど福井の特産品が並ぶ。また、神楽坂周辺の17店舗と連携し、越前がにや若狭牛、若狭ぐじなどを使った数量限定の特別ランチメニューを提供するほか、敦賀・若狭の味覚を扱うキッチンカーも出店する。
赤城神社や毘沙門天善國寺の境内では、名田庄太鼓保存会「勇粋連」(おおい町)や福井の伝統工芸アイドル「さくらいと」が出演する。越前和紙を使った工作体験、福井県の自然を紹介するVR映像体なども用意する。